●足立マル子の見聞録
日 時 平成29年9月24日
研修場所 足利学校/鑁阿寺
栃木市にちょっと用事がありました。思ったより早く用事が片付いたので、
日本最古の学校『足利学校』を見学することにしました。
ついでにすぐ近くの『鑁阿寺』にも立ち寄ってみました。『足利学校』
足利学校は、大正10年(1921年)に国の史跡に指定された
「日本最古の学校」です。敷地は約5,000坪あります。
創建については諸説あり、それらを決定づけるものは発見されていません。朝のうちは雨がパラついていたけれど、すっかり天気は回復しました。
『第一門』
足利学校には、3つの門をくぐって入ります (へえ〜! 3つも門があるんだ)。
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思ったほど大きい門ではなかった。
『孔子像』
日本遺産 主に兵学と易学を教えていました。
多い時には3000人もの生徒がいたそうです。
『第二の門』![]()
『第三の門』
3つの門をくぐり終わり、振り返ってみました。 『大成殿』
中に日本で最も古い孔子像が安置されています。![]()
『方丈』
学生の講義や学習、学校行事や接客のための座敷として使用されたところです。![]()
『来客用玄関』 ![]()
『裏庭』
(前庭もありますが、裏庭のほうが素晴らしい。)『接客用の奥座敷』 『宥座之器』 (ゆうざのき) 空の時は傾き、水をほどほどに入れると
起きてきます。
また、いっぱいに入れるとひっくり返ります。
「論語」で有名な孔子は、
「満ちてくつがえらないものはない」
と教えました。(中庸の教え)
「欲張ってはいけない」ということだと
思います。
学んだらお腹が空いたので、
門の前のお店で昼食にしました。。名物は、「そば」と「とろろごはん」です。とろろごはんは麦ごはんです。
学んだばかりの「中庸の教え」をすっかり忘れ、そばととろろごはんと両方食べました。
お替り自由なので、お替りしました。あ〜あ、すご〜くお腹がいっぱいで、苦しい。
「中庸の教え」を思い出しましたが、もう後の祭りでした。
まだ時間があったので、すぐ近くの鑁阿寺に寄りました。『鑁阿寺』
足利氏の居館跡で、平成25年8月に国宝に指定されました。
約4,000平方メートルの敷地には、四方に堀と土塁が張り巡らされており、
鎌倉時代の武家屋敷の面影を今に伝えています。『楼門』 ![]()
楼門をくぐってふっと振り返ってみたら、 若い二人の楽しい語らいが
伝わってくるような風景でした。『本堂』 国宝です。 屋根に御三家の紋があります。 ![]()
屋根の上に注目! デカーイ! 境内にある一本のいちょうの木です。 ![]()
とても美しい屋根の形です。国宝もうなずけます。
室町幕府初代将軍足利尊氏の父貞氏が1299年に再建したものです。![]()
『鐘楼』 重要文化財 境内の池の中の石橋 ![]()
『門』 ![]()
まわりの風景といい、この門は国宝でも重要文化財でもないけれど、
今回の私の一番のお気に入りです。
自動車ではなく、牛車があったらもっと良かったのに・・・。
昔の人々の生活音が聞こえてきそうです。足利市は初めてだったけれど、栃木市とまったく違う雰囲気でした。
栃木市は、蔵の街・商業の街でしたが、足利市は文化の街でした。
あ〜あ、楽しかった!次回をお楽しみに! 戻る